根津山の日記

日々の生活をまとめます。世田谷代田、理科教育、戦前の教育

ひさしぶりのテニス 7月2日(日) 就学前の常識調

3週間ぶりのテニス。高井戸で日曜1Cのレッスンに入る。高井戸1Cに参加して、最初取り戻すのが大変だったけど、だんだんフォアも修正できてきた。強く打つことで当たりがわかってきた。

 

2Cも参加。新しいコーチで、参加者が少なく人気なさそうですが、実は球出しなどしっかりしていて、コーチとしては、上手だと思いまます。参加して悪くない気がした。ただ、サーブが入らず、困ったこと。体力落ちたか、まだメンタルがととのわないけど、だいぶやる気は出てきた。

生徒は4人で、たくさん球を打てました。

 

午後は、1ヶ月点検でホンダにでかけた。ドリンクが自動販売機になって飲放題になっていた。久しぶり、のどが渇いたのか、コーラ。予定より早く仕上がり、帰りにスーパーバリューでお買い物して帰りました。

大正期の教育を調べました。就学前の児童の常識はたいへん考えさせられるデータだった。農村の子どもたちに限らず、就学前にどれだけ子育てに関わるか、重要さがわかった。

 

 

新入学児童の常識調

大正7年7月30日

八幡小学校

 

●本年4月新入学児童の常識調をしましたら、左のような結果でありました。

児童総数43名の内

 

知る者、できない者

知らない者、できない者

村の名を知る者

32

11

自分の名を言い得る者

37

6

自分の年齢を知る者

31

12

父母の名を知る者

26

17

家族の数を知る者

14

29

数を数えられる者

26

17

   数えた数について

最少3まで、最多100まで

 

100まで数えた者

 

自分の名及片仮名を記し得た者

6

 

 

もちろん、社会の感化ということも大いにあるでしょうけれども、主に入学前の家庭教育の親兄弟等のしつけがどれほど施され行き届いてあったかということが略略しることができたわけであります。

これによって、入学前家庭に於ける児童の教養のゆるかせにならぬことをご承知置き願いたいと思います。なぜならば家庭の教養は実に学校教育の土台となるべきものであるからであります。

(大正七年7月 「八幡学報」創刊号 八幡小学校

 

(現代語に原文を修正しました)