根津山の日記

日々の生活をまとめます。世田谷代田、理科教育、戦前の教育

1時間の講義・授業を活かすにはどうしたらいいか

1時間の授業を頼まれたらどうするか

ただ1時間(90分)を与えられて、何を授業にしようか考えるのは、もっともスリリングな取り組みである。

誰が何を教えるか、自分で教える内容を決められるとすると、何を主題にするだろうか。

そのとき、何をどのように組み立て行ったら良いのか、大人を対象としていても、悩ましい。何度も、同じような学生、生徒の経験を繰り返せば、次第に内容の工夫すすみ、文脈にまとまりが出てくる。しかし、一回限りの講義では、どうしたらいいだろうか。

         <<大豆から学ぶ授業>>

要点は、

「はじめて会う受講者とすると、

①わかりやすく身近なこと、

②だれもが関心を持つ内容に絞る、

③少なめ、

④自分の体験や考えとつなげる

 

私として、これら4つを心がけている。1時間の貴重な時間をもらったとき、気張ってしまい、内容が多くなるのが私の失敗の中でも多い。1時間の授業は本当に短いことを納得するのがなかなか難しいことが、私の癖だろう。時間が余ってしまうの恐れてのことだが、それはある意味準備不足、研究不足からくるものだろう。

 

時間を余らせたほうが良い

「1時間の授業」では、時間は余ったほうがよい。尻切れトンボになるかもしれないが、結論や対話のない一方的で何を伝えた終わりは、せっかくの積み上げが無駄になる。受講者、学生、生徒は思いや言いたいことが溜まっているはずなのだ。短めに区切りを入れて、そこで、対話を入れるのがちょうど良いのである。そこに、受け手の満足を導き出すチャンスがあるからだ。

専門家、研究者などに話を聞くと、多くの知識や経験が詰まっているので、できるだけ表現してみたい気持ちに駆られている。そのようなときは、情報過多に陥ることを多く経験している。要点は最初の十数分で済んでいることも多く感じる。

 

90分で3つの内容

90分の講義だったら、テーマの項目として3つか4つではないだろうか。それも、はっきりと文脈に区切りを入れたほうが良い。現在請け負っている、講義の章立て、区切りを案を提示して行きたい。そして、本番の講義で、成果が出るか確認してみたい。

 

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